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TRIDENTSレビュー

近畿チャレンジリーグ第2節レビュー

投稿日時:2010/10/19(火) 14:00


近畿チャレンジリーグ第2節、TRIDENTSの対戦相手は滋賀選抜。TRIDENTSはディフェンスのポジショニングとモールディフェンス、ポッドの確立を前節からの課題として挑んだ。立ち上がりのTRIDENTSは動きが硬く、滋賀選抜の激しいディフェンスもあり、連続した攻撃を続けられずにいたが、15分のWTB宮田のトライから、一気に攻勢を仕掛ける。20分にはこの日調子のよかったFW8人によるスクラムトライ、26分にはHO金嶋が相手ディフェンス二人を押しこみ右中間にトライ。29分のCTB藤井のトライを合わせて前半だけで24点を挙げた。前半終了間際にモールからのシークエンスで滋賀選抜に1トライを許し、更に後半開始早々にも1トライを奪われる。その後、一進一退の攻防が続くが、試合の流れを再び引き寄せたのは53分、この日MVPにも選ばれたCTB藤井のトライであった。TRIDENTSはここから攻勢に転じ、58分尾崎、78分李、81分山西と3トライを奪い、最終スコア50-15と第2戦を白星で飾ることができた。
この試合では、前・後半の開始10分は、滋賀選抜の整備されたディフェンスに苦しめられ、なかなかゲインラインを突破できなかった。また、ブレイクダウンにもプレッシャーをかけられ、幾度となくターンオーバーされそうになっていた。ポッドシステムでは、ブレイクダウンに関わる味方の人数に制限があるため、相手ディフェンスの埋めるスペースを見極め、薄いところに対して仕掛けていく必要がある。また、まだまだシステムが浸透しておらず、いるべき選手がそのブレイクダウンにいないということが起こっている。今後、更に試合と練習を重ねるにあたって、これらの問題点が大いに改善されていく事に期待したい。

TRIDENTS 50 vs 15 滋賀選抜
T:藤井2 宮田1 尾端1 金嶋1 尾崎1 李1 山西1
G:山中裕4 久米1
MVP:藤井