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TRIDENTSレビュー

千里馬クラブ戦 [試合報告]

投稿日時:2010/05/09(日) 22:24


本日は、舞洲スポーツ競技場で、雑草クラブとの合同チームで、千里馬クラブと練習試合を行った。前半は雑草クラブ中心のチームで戦い、後半はTRIDENTSの選手主体での試合となった。
後半のゲームを支配したのは、昨年からTRIDENTSに加入し、その類稀なラグビーセンスでチームを引っ張ってきた、SO山中(裕)(上写真中央右)の正確無比なロングキックだった。相手陣コーナー深くに長いキックを蹴りこみ、俊足WB宮田(上写真左から2番目)を走らせる事で、相手バックスリーにプレッシャーをかけ続け、圧倒的なエリアマネジメントで、後半7分と12分、フォワードの2トライに結びつけた。ゲームを支配することのできるSOと、相手陣に入ったらトライをとって帰ってくることのできるFWは、今シーズンのTRIDENTSにとって大きな存在となるだろう。

この日のハイライトは、後半20分、この試合がTRIDENTS初参加になる、PR金嶋のトライだろう。相手のロングキックを、FB寺下(上写真中央左)が自陣10m付近でキャッチ、相手ディフェンスを切り裂きながら20mを快走、アウトサイドのスペースにサポートしていた金嶋(上写真左端)が、残り40mを一気に駆け抜け、ゴールポスト中央にトライした。膝の大怪我から復活し、持ち前のステップと、高い運動能力でカウンターを仕掛けた寺下のプレーは素晴らしかったが、プレーの先を読み、的確な位置にサポートをした金嶋のラグビーセンスと、左右後方から追いかけてくる相手選手を振り切った走力は、今後対戦するチームの脅威となることだろう。
試合はその後、一進一退の展開となるが、地力で勝る千里馬クラブが、接点で徐々に優位に立ち、オフロードパスから3トライを献上、結果後半のスコアのみで、19対19のドローとなった。
残り10分に、立て続けにディフェンスラインを突破されたのは、体格と個々の身体能力に勝る相手選手を止めきれず、タックルミスを繰り返したことによるものが大きいが、組織ディフェンスを構築すれば、大きくブレイクされることも無くなるのではないかと思われる。
組織的な攻撃と防御を練習することが、今後の課題であると言えそうだ。

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