大きくする 標準 小さくする

TRIDENTSレビュー

堺バーバリアンズ戦 [試合報告]

投稿日時:2010/05/22(土) 00:28


若い力が躍動した。
2010年交野リーグ第2戦は、フィジカル・パワー・スピード・センスの全てを兼ね備えた、TRIDENTSの新世代が、格上の相手に対して6トライを奪う猛攻を見せ、戦前の予想を覆した。
写真上、前半15分過ぎ、HO金嶋のトライ。
金嶋は先週、千里馬クラブディフェンスを振り切る40m独走トライを見せたところだが、今節は強烈なヒットとレッグドライブで、相手ディフェンスを弾き飛ばす破壊力を見せつけてくれた。
前へボールを運ぶことのできるペネトレーター不足は、昨シーズンTRIDENTSの大きな問題ではあったが、金嶋が加入したことにより、今後は試合を有利に進めることができるだろう。
その後も、スクラムから相手フランカーを置き去りにしたNo8勇雄のトライや、怪我から復帰後わずか10分でトライを獲ったFB川口、新ハーフバック団、龍二・山中(裕)コンビの完璧な試合運び等、今年・昨年で加入した新プレーヤーが、グラウンドを縦横無尽に駆け回った。

この試合では、ベテランの渋いプレーも目立った。写真2上は、PR神社の突進(この後左中間に飛び込み5点を獲得する)。TRIDENTSのフロントロー神社は、圧倒的な運動量と、熱いプレーでチームを鼓舞し続け、半分がバックスで構成されていたため、密集サイドディフェンスで受けに回ったフォワードをひっぱり続けた。
また、ゲームキャプテンとして出場し、若いバックスラインをまとめたNo12井上(慎)の献身的なプレーも、今回の勝利に欠かせない要素であったと言えるだろう。

前節より課題であった、組織的なディフェンスは、フォワードの人数がそろわず、ポジショニングの不慣れから、インサイドを何度も突破されてしまったのが大きな問題である。次節OXクラブもまた、強力フォワードが密集サイドを集中的に攻撃してくるチームなので、まずフォワードプレーヤーの積極的な練習参加を促すことと、さらなるリクルートによる強化を期待する。

その他の試合写真はギャラリーへGo!!!