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TRIDENTSレビュー ブログテーマ:試合報告

関西ドクターズ交流戦レビュー

 written by 谷田 信太朗 [試合報告] 投稿日時:2010/10/08(金) 23:34


2010年10月3日に舞洲球技場にて、TRIDENTSvs関西ドクターズの交流戦が行われた。
時折強い雨が降る中、両軍とも果敢にボールを展開し、フレンドリーマッチとは思えない激しい試合になった。TRIDENTSは20分3本勝負の内、最初の2本を現役・若手が、3本目の20分を30歳以上の選手中心で戦った。TRIDENTSは試合開始早々、自陣30m付近、ドクターズのラインアウトモールからブラインドサイドを突破され、さらにドクターズの強力フォワードの縦突破から、先制トライを許す。その後両軍一進一退の攻防を繰り返すが、TRIDENTSミッドフィールド12番川口・13番藤井がドクターズディフェンスラインを突破。2本のトライを奪い、前半を折り返す。後半のTRIDENTSは、前半の勢いをそのままに試合を支配するが、関西ドクターズの激しいブレイクダウン防御に阻まれ、なかなかインゴールを陥れることができなかった。最終的に、1トライを重ねたTRIDENTSが17対5と勝利したが、経験豊富な関西ドクターズから、貴重なレッスンを受けた試合になったのではないかと思う。

TRIDENTS 17-5 関西ドクターズ
T:李(元)1藤井1朝田1
G:山中(裕)1

20分3本目のOVER30’sでは、CTB巽・郡山コンビや、9番近藤など、昨年・一昨年とTRIDENTSで活躍し、今年は選手としてはチームから少し遠ざかっていた選手の、久々のプレーを見ることができた。特に郡山は、幾度となく切れ味の鋭いランを披露し、現役・若手に混ざっても遜色ないのではないかと思われるプレーを見せてくれた。
今後、OVER30’sの試合も月1回程入れていく予定ですので、皆様どんどんご参加ください。懐かしい顔ぶれで楽しく試合しましょう。

近畿チャレンジリーグ第1節レビュー

 written by 谷田 信太朗 [試合報告] 投稿日時:2010/10/01(金) 13:30

TRIDENTSは、2010年シーズン初戦を勝利で飾った。
対戦相手は兵庫県の古豪、歩々ラガーズ。過去には関西Aリーグに所属し、並み居る強豪としのぎを削ってきた関西の雄である。TRIDENTSは試合開始1分、12番川口の突破から外にサポートした快足ウイング宮田につなげ、先制トライ。しかしそのわずか5分後、歩々ラガーズの強力フォワードに、次々と密集際で突破を許しトライを献上、コンバージョンも決まって逆転されてしまう。その後、両チーム一進一退の攻防が続くが、13分14番宮田・27分8番尾端・35分12番川口と得点を重ね、徐々に点差を広げて24-7で前半を折り返した。
後半、最初に点を獲ったのは歩々ラガーズ。44分、セットプレーからフォワード周辺のディフェンスの穴を13番が再三にわたり突破、その後、強力フォワードの力強い縦突破を重ね、TRIDENTSインゴールを陥れる。さらにその後も歩々ラガーズペースで試合は進み、50分にペナルティゴール追加で24-17。7点差まで詰め寄られ、ゲームの行方は分からなくなる。ゲームの流れをTRIDENTS側に手繰り寄せたのは、1カ月前に急遽導入が決まった『ポッドシステム』だった。実戦投入はこの試合が初めてであり、練習で合わせることができたのも数回という、ぶっつけ本番での戦術選択だったが、2度のオーバーラップを作り出して、55分7番古石・65分14番宮田のトライにつながった。TRIDENTSはその後も試合の主導権を手放さず、70分スクラムプッシュから8番尾端がトライを奪う。TRIDENTS得点の最後を締めくくったのは、この日すでにハットトリックを達成していた14番宮田。73分に中盤から快足を飛ばし、2人を抜き去って中央にトライ。勝敗を決定づけるプレーだった。試合終了間際、歩々ラガーズが古豪の意地を見せ、TRIDENTSの高く弱いタックルを突破。12番が右中間に飛び込み得点を24とした。

TRIDENTS 52-24 歩々ラガーズ
トライ:宮田4 川口1 尾端2 古石1
ゴール:山中(裕)6
MVP:宮田

試合終盤は点差が開いたが、TRIDENTSは基礎プレーの精度を欠き、エリアマネジメントやプレー選択で後れを取った試合であった。また、タックルの弱さやディフェンスシステムの不備を露呈、個のパワーやサイズで勝る歩々ラガーズに何度も大きくゲインされる、課題が多く残る試合であったことは間違いないだろう。特にオフェンス・ディフェンスシステムの落とし込みは練習参加人数の少なさも有り、ほぼ合わせずに毎試合に臨んでいるのが現状である。今後さらなる強豪と戦い、長いシーズンに勝利を納め続けるためには、全メンバーのさらなる協力が必要である。
チームは君たちを求めています。

試合写真は担当者が選手として試合に出ていたので撮れてません。
ゴメン!!!

堺バーバリアンズ戦

 written by 谷田 信太朗 [試合報告] 投稿日時:2010/05/22(土) 00:28


若い力が躍動した。
2010年交野リーグ第2戦は、フィジカル・パワー・スピード・センスの全てを兼ね備えた、TRIDENTSの新世代が、格上の相手に対して6トライを奪う猛攻を見せ、戦前の予想を覆した。
写真上、前半15分過ぎ、HO金嶋のトライ。
金嶋は先週、千里馬クラブディフェンスを振り切る40m独走トライを見せたところだが、今節は強烈なヒットとレッグドライブで、相手ディフェンスを弾き飛ばす破壊力を見せつけてくれた。
前へボールを運ぶことのできるペネトレーター不足は、昨シーズンTRIDENTSの大きな問題ではあったが、金嶋が加入したことにより、今後は試合を有利に進めることができるだろう。
その後も、スクラムから相手フランカーを置き去りにしたNo8勇雄のトライや、怪我から復帰後わずか10分でトライを獲ったFB川口、新ハーフバック団、龍二・山中(裕)コンビの完璧な試合運び等、今年・昨年で加入した新プレーヤーが、グラウンドを縦横無尽に駆け回った。

この試合では、ベテランの渋いプレーも目立った。写真2上は、PR神社の突進(この後左中間に飛び込み5点を獲得する)。TRIDENTSのフロントロー神社は、圧倒的な運動量と、熱いプレーでチームを鼓舞し続け、半分がバックスで構成されていたため、密集サイドディフェンスで受けに回ったフォワードをひっぱり続けた。
また、ゲームキャプテンとして出場し、若いバックスラインをまとめたNo12井上(慎)の献身的なプレーも、今回の勝利に欠かせない要素であったと言えるだろう。

前節より課題であった、組織的なディフェンスは、フォワードの人数がそろわず、ポジショニングの不慣れから、インサイドを何度も突破されてしまったのが大きな問題である。次節OXクラブもまた、強力フォワードが密集サイドを集中的に攻撃してくるチームなので、まずフォワードプレーヤーの積極的な練習参加を促すことと、さらなるリクルートによる強化を期待する。

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千里馬クラブ戦

 written by 谷田 信太朗 [試合報告] 投稿日時:2010/05/09(日) 22:24


本日は、舞洲スポーツ競技場で、雑草クラブとの合同チームで、千里馬クラブと練習試合を行った。前半は雑草クラブ中心のチームで戦い、後半はTRIDENTSの選手主体での試合となった。
後半のゲームを支配したのは、昨年からTRIDENTSに加入し、その類稀なラグビーセンスでチームを引っ張ってきた、SO山中(裕)(上写真中央右)の正確無比なロングキックだった。相手陣コーナー深くに長いキックを蹴りこみ、俊足WB宮田(上写真左から2番目)を走らせる事で、相手バックスリーにプレッシャーをかけ続け、圧倒的なエリアマネジメントで、後半7分と12分、フォワードの2トライに結びつけた。ゲームを支配することのできるSOと、相手陣に入ったらトライをとって帰ってくることのできるFWは、今シーズンのTRIDENTSにとって大きな存在となるだろう。

この日のハイライトは、後半20分、この試合がTRIDENTS初参加になる、PR金嶋のトライだろう。相手のロングキックを、FB寺下(上写真中央左)が自陣10m付近でキャッチ、相手ディフェンスを切り裂きながら20mを快走、アウトサイドのスペースにサポートしていた金嶋(上写真左端)が、残り40mを一気に駆け抜け、ゴールポスト中央にトライした。膝の大怪我から復活し、持ち前のステップと、高い運動能力でカウンターを仕掛けた寺下のプレーは素晴らしかったが、プレーの先を読み、的確な位置にサポートをした金嶋のラグビーセンスと、左右後方から追いかけてくる相手選手を振り切った走力は、今後対戦するチームの脅威となることだろう。
試合はその後、一進一退の展開となるが、地力で勝る千里馬クラブが、接点で徐々に優位に立ち、オフロードパスから3トライを献上、結果後半のスコアのみで、19対19のドローとなった。
残り10分に、立て続けにディフェンスラインを突破されたのは、体格と個々の身体能力に勝る相手選手を止めきれず、タックルミスを繰り返したことによるものが大きいが、組織ディフェンスを構築すれば、大きくブレイクされることも無くなるのではないかと思われる。
組織的な攻撃と防御を練習することが、今後の課題であると言えそうだ。

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